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森の中の建設現場から - レポート1

投稿日:
2011年4月22日
カテゴリー:
建設現場

“森の中のオフィス”の建設現場では、森の生態系に配慮し、できるだけ自然を残す形で作業を進めています。

◆昭和20年の八ヶ岳南麓の山火事と森の関係

八ヶ岳南麓は元来雑木林でしたが、昭和20年に大規模な山火事が発生し、その後、大規模な植林事業によって、生育の早いカラマツ、アカマツが植えられました。しかし、外国産材の輸入が増えるにつれて、カラマツの需要が減少し、間伐も行われなくなり、放置されたカラマツ林によって山が荒れてしまいました。森の土壌の劣化が進み、生物にとっても住みにくい場所が増えたため、心ある人達がカラマツ林の間伐を行ったり、広葉樹を植えて林相転換に努力されたりしています。

◆“森の中のオフィス”の敷地は

“森の中のオフィス”の敷地も上記の山火事の後に植えられたカラマツとアカマツの林が大部分を占めており、長年にわたって放置された状態でした。しかし、部分的には広葉樹林(クリ、コナラ、シラカンバなど)が残されていました。そこで、オフィスの設置場所は、人工林(カラマツとアカマツの林)の部分を選び、広葉樹林は保存する計画としました。また、将来的には人工林の部分に手を入れて、敷地全体が自然豊かな雑木林になるように転換していく考えです。付近の住民の皆様からも「生長の家さんの敷地は手を入れることによって良い森になるはずです。ぜひ頑張ってください」と応援の言葉をいただいています。 さらに、工事で伐採するエリアについても綿密な樹木調査を行い、道路線形や施工方法を工夫して、できるだけ樹木を残すよう計画しました。また、平成22年秋には、伐採するエリアの樹洞を塞ぐ作業を行いました。これは、
天然記念物であるヤマネが冬眠して樹木と一緒に倒されるのを予め防ぐためです。

Yamane_taisaku_3


森の中の建設現場の工夫とは? → 【道路敷設時の伐採

工事のための車両が通るスペースだけ、樹木を伐採しています。

20110422_img_01
左右の白いビニールひもが敷設道路の幅です。

20110422_img_02_2

木をよく見ていただくと、色のついたビニールひもが結んであるのがわかると思います。

20110422_img_03

これは、伐採する樹木と残す樹木を、ビニールひもの色で判別できるようにしています。

・赤色のビニールひも : 開発申請の際に伐採予定とされた樹木。
・青色のビニールひも : 伐採予定にはなったができるだけ自然を残すために、存置を予定した樹木。
・黄色のビニールひも : 造成工事の際にどうしても伐採の必要性が生じた場合や根本が土中に埋没し生存が不可能となった場合に伐採する樹木。

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生長の家は創始者、谷口雅春によって、昭和5年3月1日に立教されました。

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