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森の中のオフィスの用材の伐採地

投稿日:
2012年8月 4日
カテゴリー:
環境保全

“森の中のオフィス”は、カラマツとスギを主な用材としています。使われているのは、丸太4万本、2,500㎥。いずれも環境に配慮した森林経営を行っている山梨県のFSC認証林から産出した木材を使用しています。具体的には同県の富士河口湖町(御坂峠付近)、鳴沢村(富士山、富士林道沿い)、都留市(鹿留(ししどめ))、北杜市(増富)の4カ所の森でこれらを伐採し、県内の製材会社でラミナ(乾燥させた木材の板)まで加工、その後、長野県で集成材に加工しています。今回、ご紹介するのは、これらの森の中から山梨県東部の3カ所の伐採地です。(吉柴康雄記)

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都留市(鹿留(ししどめ))の伐採跡地。4.1ヘクタール。スギ3,614本(立木、1,560㎥)を伐採しました。約60年生、直径40〜60㎝の大径木です。

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沢沿い一帯のスギを伐採。今後、この地で新たに植林が行われる予定です。

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富士河口湖町(御坂峠付近)の伐採地の近くです。甲府〜河口湖間の御坂峠(旧道トンネル)をやや河口湖方向に下り、林道に入っていきます。峠からは河口湖を一望。峠には太宰治が逗留したという茶屋があります。

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山梨県の県有林14万ヘクタールは、環境に配慮した経営を行っている森林への認証制度であるFSCの認証を取得しています。森の中のオフィスの用材は、このFSC認証林から産出したものを使用しています。

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富士河口湖町(御坂峠付近)の伐採地。面積4.3ヘクタール。現在、カラマツ(立木2,164本、1,011㎥)を伐採しています。カラマツは約50年生。弦間林業という会社が伐採し、造材を行っています。

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プロセッサー(林業機械)により、伐り出した材を2〜4メートルにカットし、同時に枝を払います。さらに道際まで集材して、仕分け(集成材、合板材、チップ用材)も行っています。ちなみに立木1,000㎥のうち約100㎥が集成材として利用されます。

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伐採地上部から。

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鳴沢村(富士山、富士林道沿い)のカラマツの伐採跡地。富士山の北側の麓です、約10ヘクタール。ここの3分の1の土地で伐採されたカラマツが、オフィスの用材として使用されます。

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伐採跡地には、すでにカラマツの苗木が植林されています。

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